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【うち漢方】腎陰虚体質|光和堂薬局

12月30日(水)~1月3日(日)は薬局お休みです。メールでのご相談はお受けします。

|腎陰虚体質

  • 腎陰虚

  • 1 腎陰虚とは

    陰虚とは、腎臓や副腎の潤いが不足して炎症や細胞障害を起こして、腎機能や副腎機能が乱れている状態です。

    陰虚とは

2 主な症状

腎陰虚体質の方が感じる主な症状は、次のとおりです。

3 主な病気

腎陰虚体質の方が罹る主な病気は、次のとおりです。

  • 慢性糸球体腎炎(IgA腎症)
  • 糖尿性腎症
  • 慢性腎臓病(CKD: Chronic Kidney Disease)
  • クッシング症候群
  • アルドステロン症
  • 二次性糖尿病
  • 腎性高血圧

4 代表的なツボ

腎陰虚体質の方によく用いるツボは、次のとおりです。

(1)指圧におススメ

(2)お灸におススメ

5 病気の対処養生法

(1)透析に至る腎症

腎臓は、血液中に溜まった老廃物を漉し取り、排泄する仕事をしています。漉し取る場所を糸球体と呼び、細い血管がたくさん集まり、フィルターを形成し、そこでタンパク質や糖分など体に必要なものは回収し、それ以外の不要物を排泄します。

血液中の糖分が多くなると、血液がベトベトして粘度は高くなります。すると糸球体の細い血管は詰まり始め、その詰まりが広がると糸球体内の圧力は上昇し、遂には破裂します。

フィルターに穴が開き、網の目が粗くなり、体に必要なタンパク質や糖分まで通り抜け尿に出てしまいます。これがタンパク尿あるいは糖尿です。

このようになると腎臓の糸球体は、ざるのように何でも通し腎臓として機能しなくなります。透析しないと体内に溜まった老廃物を排泄できない、腎不全の状態です。

(2)腎臓病の食事(タンパク質・塩分・カリウム・水分)

タンパク質を多く摂り過ぎると、腎臓からしか排泄されない尿素窒素やクレアチニン等が多くなり、腎臓への大きな負担になります。

しかし、あまり食事中のタンパク質を減らすと、体内のタンパク質が分解されエネルギー源になり、血中の尿素窒素が増えるため、タンパク質の摂取量には注意が必要です。

慢性腎臓病ではナトリウムを排泄する能力が落ちていますので、塩分は控えましょう。特に高血圧の方は塩分摂取に注意しましょう。

さらに腎機能が低下して血液中のカリウム量が多くなり過ぎた時には、カリウムの摂取制限が必要になります。カリウムは水に流出しやすいので野菜・イモ類は小さめに切ってから茹でこぼすか水にさらしてから調理しましょう。また、水分の制限が必要になる場合もあります。

腎陰虚の漢方薬は?



※ 当ページは、堀口和彦先生[薬剤師、鍼灸師]が監修(一部執筆)しています。参考文献