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【うち漢方】大腸湿熱体質|光和堂薬局

12月30日(水)~1月3日(日)は薬局お休みです。メールでのご相談はお受けします。

|大腸湿熱体質

  • 大腸湿熱

  • 1 大腸湿熱とは

    大腸湿熱とは、大腸に湿と熱が充満して腫れや炎症を起こして、消化吸収機能が乱れている状態です。

    湿熱とは

2 主な症状

大腸湿熱体質の方が感じる主な症状は、次のとおりです。

  • 腹部膨満
  • 口が粘る
  • 口が苦い
  • 体がだるい
  • 腹痛
  • 下痢してすっきりしない
  • 裏急後重(渋り腹)
  • 悪臭便
  • 肛門灼熱感
  • 便に膿や粘液や血が混じる
  • 細菌性下痢
  • 赤痢

3 主な病気

大腸湿熱体質の方が罹る主な病気は、次のとおりです。

  • 憩室炎
  • 肛門周囲炎
  • 炎症性腸疾患
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病

4 代表的なツボ

大腸湿熱体質の方によく用いるツボは、次のとおりです。

(1)指圧におススメ

(2)お灸におススメ

5 病気の対処養生法

(1)大腸でのアレルギー

食物に細菌やカビ菌が混じることがありますが、病原菌が体内に入り込まないように二重のガードがあります。まず胃の強力な酸で一般的な病原菌は解かされます。

さらに腸では免疫細胞や抗体が外敵を攻撃して侵入を阻みます。これを腸管免疫と呼びます。ところが炎症性腸疾患では、腸管免疫が乱れて本来外敵のみを狙うはずの抗体が、誤って自分の腸粘膜を攻撃してしまうのです。その結果、粘膜は炎症を起こし傷ついてしまうのです。

(2)食事の注意点

憩室炎や炎症性腸疾患では、消化しづらいものを食べると悪化する傾向が強いです。脂肪や動物性タンパク質、水溶性でない食物繊維などは、胃や小腸での消化と分解が困難で、大腸へ高分子のままたどり着くことがあります。

このような脂肪やタンパク質などの高分子は、抗原性が高く外敵である細菌などと勘違いされて、免疫細胞が活性化され、大腸の炎症を助長します。

(3)食材を選んで大腸への負担を減らしましょう

○脂肪分を少なくする
肉類(特に鮮度が低く灰汁の多いものは絶対にダメ)は避け、魚は鮮度のよいものを調理しましょう。

○牛乳に注意する
乳糖を消化できない人は下痢をします。乳糖を分解したヨーグルトや乳製品はOKです。

○食物線維を少なくする
腸管運動を刺激しガスと排便を多くする作用があります。果物などに含まれる水溶性の食物繊維はOKです。

○お米を主食にする
ごはんやお粥が消化によく腸の負担が少ないのでおススメです。麺類もよいがラーメンは注意が必要です。

○タンパク質に注意する
植物性タンパク質がおススメです。クローン病では食事性抗原になりうるので控えめにしましょう。

○灰汁のある野菜に注意する
ほうれん草などシュウ酸を多く含む野菜は灰汁抜きをしましょう。下痢による脱水から腎機能の低下や結石を招きます。

○嗜好品に注意する
アルコール類、コーヒー、香辛料、チョコレートやナッツ類、スナック菓子は、注意が必要です。腸への刺激が強く、脂肪分も多い嗜好品は要注意です。

大腸湿熱の漢方薬は?



※ 当ページは、堀口和彦先生[薬剤師、鍼灸師]が監修(一部執筆)しています。参考文献