【うち漢方】陽虚体質|光和堂薬局
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陽虚
1 陽虚とは
陽虚とは、こころとからだを維持成長させる原動力となる精が不足して、身体の動きや精神活動が低下した状態です。
この体質の方を一言でいうと、「ガクガクさん」です。
身体および精神を成長させ、さらに生命活動を維持させるためのホルモンの働きである精が不足しています。ホルモンバランスの乱れではなく、分泌腺そのものの働きが低下し、ホルモンの分泌量が減少する状態が陽虚です。
新陳代謝が低下し、体の芯まで全身の冷えがあり、生命機能も低下します。未熟児で生まれた方や生まれつき虚弱な方、要介護状態の高齢者に多いです。日ごろ元気な人でも、無理を重ねた場合や、心身への極度なストレスやショックを受けた場合も、陽虚になることがあります。
小人症や甲状腺機能低下症など病的なものもありますが、閉経や前立腺肥大など加齢による要因もあります。
2 主な症状
3 主な病気
4 代表的な漢方薬
陽虚体質の方によく用いる漢方薬は、次のとおりです。
5 代表的な生薬
陽虚体質の方によく用いる生薬は、次のとおりです。
6 代表的なツボ
陽虚体質の方によく用いるツボは、次のとおりです。
7 養生法
(1)身体の熱を逃がさない

大事な自分の熱を外に漏らさないようにしましょう。特に服装は大事です。首周りや足首は、熱が逃げやすい場所です。
夏場は冷房にも注意してください。また、腰にカイロを貼ることはお勧めです。さらに、体を冷やす食べ物は控えましょう。生ものでなく煮物など、温かい物を食べましょう。
(2)足を動かす

生まれつきの虚弱体質ではありますが、足を動かすことによって、新陳代謝を高めることができます。
体力や体調に合わせて、足踏みから散歩、ジョギングまで、足を使う運動が、心臓の働きを助け、血流を増加させ身体を温めます。さらに、胃腸の蠕動運動を刺激して消化吸収力を高めます。
少しずつで良いですから、継続することが大切です。日々運動することによって、筋肉や骨格を刺激して、ホルモンの働きを高めることができます。
(3)休息を上手に取る

適度の運動が必要ですが、体調や天候に合わせて無理をしないでください。こまめに休息を取って、体力を消耗させないようにしてください。特に目の使い過ぎに注意してください。
眼精疲労は、脳下垂体の働きを抑制することがあります。
(4)精神的にも疲れを溜め込まない

子育てや家族介護などで、自分のペースで動けない時には、無理をせざるを得ないこともあります。気力で体を引っ張っている時は、自律神経の働きがまず追い込まれ、その状態が続くと、次にホルモンの働きが追い込まれます。このような状態がホルモンのバランスを乱し、それの持続が陽虚をもたらします。
上手に気分転換を図り、心身ともに疲れを溜め込まないようにしましょう。時には旅行などワクワクするような楽しいことを計画しましょう。
8 証(しょう)に分類
陽虚体質になっている方は、体内の臓腑が弱っている可能性があります。弱った臓器と結びつけると、次の証(しょう)に分類することができます。
ご自身の体質を、証まで分類できれば、より的確な治療方法が見つけられます。