【うち漢方】気滞体質|光和堂薬局
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気滞
1 気滞とは
気滞とは、こころとからだを動かす気が充満し停滞している状態です。ストレスが多く、イライラして落ち着かず、あちらこちらで痛みを感じ、症状が多岐にわたり、さらに変化しやすいことが特徴です。
この体質の方を一言でいうと、「イライラさん」です。
自律神経のバランスが失調して、発汗や体温調整、血圧調整、排便コントロールが乱れ、呼吸器や消化器、循環器などの臓器に影響が出ることがあります。エネルギーとなる気が多く存在するので、症状は強く激しく感じることが多いのが特徴です。
2 主な症状
3 主な病気
4 代表的な漢方薬
気滞体質の方によく用いる漢方薬は、次のとおりです。
5 代表的な生薬
気滞体質の方によく用いる生薬は、次のとおりです。
6 代表的なツボ
気滞体質の方によく用いるツボは、次のとおりです。
7 養生法
(1)イライラする自分を否定しない

ストレスによりイライラするのは、性格と思っている方も多いと思いますが、漢方では、性格ではなく気の滞りに原因があると考えます。
気とは、脳や筋肉、内臓を働かせる生命エネルギーです。これが不足しているのではなく、多く存在して停滞しているだけですから、上手に気を使いその流れを変えればよいのです。新たに気を作る必要はないのです。気が多くあるからこそ仕事や家事、子育てや介護、人間関係などに一生懸命になれるのです。
まず、イライラする自分を否定したり、嫌にならないでください。頑張っているのですから、むしろ自分を褒めてください。時には自分へご褒美をあげてください。
(2)早めに気分転換を図る

思うようにいかないからストレスを感じイライラするのです。複雑な人間社会です。そんなに簡単に解決することはそうはありません。
まず一時的に考えることを止めましょう。
そのためには、散歩に行くことやお掃除することがお勧めです。手や足を単純に動かすことがポイントです。頭を使わない単純動作を繰り返すことが気分転換には大切です。
(3)自律神経は生命を守るために一生懸命

呼吸や消化、排便、排尿、発汗、血圧などを調整する自律神経は、本来自分の意思とは無関係に活動するようにできています。何かに夢中でも心臓が止まらないのは、自律神経が働いているからです。
その一方で、自律神経の働きが一度乱れると、自分の意思で調整するのが難しいのです。血圧や心拍数、発汗、排尿などを、大脳で意図的に変更を試みても調整することは困難です。
ところが、呼吸は、唯一自分の意思で調整でき、速くも遅くも、浅くも深くもできるのです。
その中でも腹式呼吸は、横隔膜とお腹を大きく動かすことで、肺による呼吸を調整するだけでなく、胃腸や肝臓による消化や、腎臓や膀胱による排尿など自律神経の働き全般を調整することができるのです。
(4)腹式呼吸で自律神経と対話する

感情や理性を司る大脳と自律神経の関係は、親子関係に似ています。大脳が親で、自律神経が子です。厳しくし過ぎても、甘やかし過ぎてもだめです。仲違いしている場合は、じっくりと対話することが大切です。
腹式呼吸が、まさにこの対話する行為です。毎日呼吸を意識的にすることで、大脳から自律神経へ、言葉掛けをするように、対話するのです。
朝起床前と夜就寝前に、仰向けで鼻から息を吸い、一度お腹に息を溜め、ゆっくりと口から吐いてください。胸でなく臍下にある丹田を意識して呼吸してください。
これを10回繰り返します。
毎日継続すれば、自律神経の働きが調和して、心身ともに余裕が生まれ、イライラや緊張しにくい身体になります。
8 証(しょう)に分類
気滞体質になっている方は、体内の臓腑が弱っている可能性があります。弱った臓器と結びつけると、次の証(しょう)に分類することができます。
ご自身の体質を、証まで分類できれば、より的確な治療方法が見つけられます。